4月の食料価格値上げってそんなに悲惨なのだろうか

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ブルームバーグに「給料上がらないのに食料価格高騰-悲惨指数上昇」という記事があった。

記事では、巣鴨で買い物をしている老人が安倍政権のリフレ政策に納得できないでいるようだ。

記事には

総務省の消費者物価指数によると、4月の食料価格 は消費税率引き上げを受けて過去23年間で最も高い伸びを示した。みずほ証券が発表した4月の日本版「ミザリー(悲惨)指数」は7.0%と1981年以来の高水準に達した。


と書いてある。総務省のサイトを見ると、2014年4月の物価上昇率は前年同月比で、

総合:3.4%、生鮮食品を除く総合:3.2%、食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合:2.3%。


大きな原因は消費税増税だ。しかし、増税を除けば、「高騰」というほど上がっている感覚はない。

ちなみに、「ミザリー指数」とは「消費者物価上昇率+失業率」のことだ(iFanance)。デフレ時代には「ミザリー指数」を下げるために消費者物価上昇率を下げて、失業率を上げていた。またそうするの?「物価が下がるのなら失業してもいい」という奇特な人がどれくらいいるのだろうか。

今年4月までの1年間で円は対ドルで5%下落。カロリーベースで食料自給率が約39%の日本にとって輸入物価押し上げにつながる。2011年3月の東京電力福島第一原発事故以降、全原発が一時期を除いて稼働を停止しており、化石燃料輸入への依存度も増している。


と記事には書いてあるが、日本貿易会の「JFTCキッズサイト」によると、2013年度の輸入食品の金額は、輸入総額の8%にすぎない。よって、仮に輸入食品の価格が高騰しても輸入物価全体に与える影響は少ない。

カロリーベースの自給率が少ないことと、輸入食品の価格値上げはあまり関係ないと思う。

もし輸入食品が手に入りにくいほど高すぎるのなら、日本国内で生産を始めるだろうし、今まで売れ残っていた国産の食材が売れ始めるはずだ。耕作放棄地の問題も解消されるだろう。

記事の最後に

「年金は高くなっているどころか、減っている。アベノミクスで大企業は繁栄しているかもしれないが、私たちの生活は厳しい。あまり遊べなくなった」とぼやく。


と書いているが、今まで遊びにたくさん回せるほど年金がもらえていたのなら、貯金すればよかっただけ。

金を貯めようと思ったら、使わないことだよ。
あんたは葬式があれば1万、結婚式があれば2万と出すだろ?
そんなもん出していたら金は残らない。
100万あったって、使えば残らない。
10万しかなくても、使わなきゃなくならない。

あんた今、ポタポタ落ちてくる水の下にコップを置いて水ためているとするね?
あんたのどが渇いたからといって半分しかないのに飲んじゃうだろ?
これ最低だね。

なみなみいっぱいになるのを待って・・・それでも飲んじゃだめだよ。
いっぱいになって、溢れて、ふちから垂れてくるやつ。
これを舐めてがまんするんだ。

映画『マルサの女』(伊丹十三監督)より

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