日本郵便の出資でセゾン投信が「預金バカ」になる?

日本郵便がセゾン投信に出資することが個人投資家の間で話題になっている。

好条件にはウラがないのか?日本郵便がセゾン投信に出資 (2014.9.26 高配当ETFで戦略的インデックス投資日記)
日本郵便がセゾン投信の株式の40%を取得~郵便局で低コスト投信を宣伝 (2014.9.26 ホンネの資産運用セミナー)

各社の意図はよくわからないが、「セゾン投信は実は預金が好きなのか」と思えてしまう。

a0002_006846

理由はこうだ。


日本郵便は「ゆうちょ」「かんぽ」などを通じて日本国債を200兆円近く保有している。

日本郵政はグループとして、ゆうちょ銀行とかんぽ生命の合算で総額約195兆円の国債を保有している。量的緩和を実施し、国債をマーケットから購入している日銀よりも大きい規模だ。

日本郵政、国債保有方針の大幅な変更は考えていない=西室社長 (2013.9.9 ロイター)


日本国債の利息で食べている日本郵政がセゾン投信に出資するということは、

セゾン投信も日本国債の利息で食べていく

ということになる。

また、個人投資家がセゾン投信に払った手数料は、配当金を通じて日本郵政に流れる。

日本郵政はこれを日本国債の購入に充て、最終的には「ゆうちょ」の利息、「かんぽ」の保険金となる。

つまり、

セゾン投信の投資家が「ゆうちょ」の預金者(預金バカ?)に利息を払う

というお金の流れができるということになる。

saison-japanpost
▲セゾン投信と日本郵便のお金の流れ(予想図)

つまり、「預金から投資へ」ではなく「投資から預金へ」になってしまう。

過剰すぎる預金のアンチテーゼとしてのセゾン投信というイメージがあったが、預金と投信が持ちつ持たれつの関係になりそう。

もちろん、セゾン投信が日本郵便から出資を受けるメリットはある。日本国債という「ノーリスク商品」を大量に保有する金融機関から出資を受けるということは、安定的な経営基盤を築くことができるはず。

※「預金バカ」については下記書籍を参照。

スポンサーリンク

関連コンテンツ

twitterをフォローする
twitterをフォローする

ブログを購読する
ブログを購読する

follow us in feedly Subscribe with Live Dwango Reader