ジブリ作品放映日に相場が荒れる?


市場が恐れる「ジブリの法則」 テレビ放映で為替や株式市場が大荒れに(産経)という記事に、

日本アニメ界の巨匠、宮崎駿監督(72)の電撃引退が、投資家たちを動揺させている。重要な経済指標である米国の雇用統計が発表される毎月第1金曜日に、宮崎監督率いるスタジオジブリの作品が日本テレビ系列の「金曜ロードShow!」で放映されると、為替や株式市場が大荒れになるという「ジブリの法則」が原因だ。


と、聞いたことのない法則が書いてあった。

投資家ってジブリ作品もウォッチしているんだなと感心した。私も個人投資家だが、ジブリ作品の放映日に動揺なんかしたことがない。記事では「ジブリ作品の放映日に雇用統計が予想以下となる確率が異常に高い」と指摘する。

米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、2010年以降、統計と放映の重複は計10回あり、うち予想を下回ったのは9回で的中率は90%に達する。この間の統計発表は全部で44回あり、予想を下回ったのは約60%の26回にすぎず、重複日は予想を下回る確率が異常に高い。


統計と放映の重複はたった10回なので母集団としてはあまりにも小さすぎて「たまたま重なっただけなのでは?」としか言えない。ちなみに、2010年以降のジブリ作品を調べてみると次のようになった(9/6の「紅の豚」は放映予定)。赤字は雇用統計発表と放映日が重なった作品だ(出典:NTV「金曜ロードSHOW!」放送ラインアップ)。

ghiblis_ntv

1月と7月の第1金曜日はジブリ作品放映日となるケースが多いから、単に1月と7月は予想値を下回りやすいというだけではないか。どちらにしても母集団が少なすぎる。あと2,000回くらい放送してみないと法則として成立するかどうかは判断できない。もし短期間で調査しようとすれば、1年間ぶっとおしでジブリ作品だけを放映して、他の年と比較するとかしないといけない。

※産経の記事の元ネタはウォール・ストリート・ジャーナルのOn Movie Night in Japan, Traders Watch for Anime ‘Curse’

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