プロ野球も「残業、休出、昼休み抜き」が評価される

2月からプロ野球がキャンプ・インした。ニュースの内容は「いかに練習をがんばっているか」を伝えるのだが、サラリーマン目線で伝えているため、

・定時を過ぎてもがんばってる
・休日をとらずにがんばってる
・昼休みを削ってがんばってる

というのが評価の対象となる。

いくつかニュースを拾ってみると、

キャンプでは、初日から5日連続で、昼休みの合間を縫ってバッティング練習に取り組み、第1クール最終日の5日は、「シンプルなスイングを意識した」と、ライナー性の鋭い当たりを左右に打ち分けて健在ぶりを示していました。

阪神のマートン 精力的に打撃練習(2014.2.5 NHK)

楽天の全体練習が始まる1時間半前。誰もいない静寂の室内練習場で、黙々とティー打撃を繰り返す銀次の姿があった。春季キャンプでは早出、居残りでティー打撃を自らに課す。

練習の虫・銀次 断固「首位打者」にこだわる(2014.2.4 産経)

昨季は143試合に出場した今宮が休日返上で体を動かした。ノックや打撃練習を行い、「全てにおいて成長段階。やることはたくさんある」と意欲的だった。

キャンプだより―ソフトバンク、今宮が休日返上。 (2014.2.6 日経朝刊)

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自営業者の仕事をサラリーマン目線で評価


プロ野球選手は「自営業者」なので「定時」という考え方はないはず。練習を早朝にやろうが夜遅くまでやろうがチームが定めた休日にやろうが、「試合の結果」だけがすべてだ。練習を長時間したからといって成績や年俸がアップするわけではない。

定時以外の時間帯でもがんばっている姿が美しい」と評価する理由は、マスコミも読者もサラリーマンが多いからだ。

練習時間と結果は比例しない


下記の2つの文のうち、どちらが「がんばっている」と思われるだろうか?

①練習した。

②休日を返上して練習した。

「がんばっている」のは②だが、どちらが質の高い練習をしているのかはわからない。練習日にはしっかりと練習して休日はしっかり休む方がいいかもしれない。

野球選手もサラリーマンのように「定時を過ぎてもがんばっている」ことを周囲にアピールしないと評価してもらえない(記事にしてもらえない、試合で使ってもらえない)のかもしれない。しかし「練習の量」ばかりが評価されるのは寂しい。

どんな合理的な練習をして「無駄な練習時間」を短縮したか、ということを追求する選手やそれを評価するチームがあってもいい。

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