円高が長引いていた2年前(2012年)に東京商工会議所が都内の中小企業に実施したアンケートによると、
円高の影響は「デメリットの方が大きい」と回答した企業が一番多く(31.0%)、メリットの方が大きい(16.9%)の2倍近くになった。
出典:『中小企業等の円高への対応に関するアンケート』集計結果 (2012.10.15 東京商工会議所)
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一方、円安の影響について調査した2014年のアンケートもあった。
円安の影響は「デメリットの方が大きい」と回答した企業約半数(49.1%)で、メリットの方が大きい(11.9%)を大きく上回った。
出典:『中小企業の円安への対応に関するアンケート』調査結果 (2014.4.15 東京商工会議所)
円高になっても、円安になっても「デメリットの方が大きい」と回答する企業が一番多い。
円高になろうと、円安になろうと「苦しい」のは変わりないようだ。
円高でも円安でも企業経営が苦しいと感じるのは「急激な為替相場の変化についていけていない」からではないか。
じゃあ、固定相場に戻る?