45歳で会社を辞めて、「働かずに月20万円使える生活」を送るためにはどうすればいいかシミュレーションしてみた。
次のような条件で金融資産を取り崩しながら生活したら、どれくらいの運用利回りが必要かExcelで計算する。
<条件>
45歳で退職。スタート時の金融資産は5,000万円。毎月20万円使いながらも65歳の年金受給開始時には3,000万円ほど残していたい。
つまり、45~65歳までの貯蓄の取り崩し額を2,000万円とするには、当初金額5,000万円の金融資産を年利何%で運用すればいいのか、という計算問題だ。
45歳で早期退職して遊んで暮らせるか
これらの数値を「森本家のワークシート・資産を取り崩すなら」(2009.11.9 日経XTECH)で紹介されていたExcelシートに入力すると、
必要年利回り:3.58%
という数値が割り出せた(2020.7.10追記:日経XTECHでのExcelファイルの公開は終了)。
計算はExcelの「PMT関数」使う。
住宅ローンのような有利子の借金を一定期間で返済するためのひと月あたり返済額のような値を求める関数だ。
銀行預金だけでは無理だが、「銀行預金+株式投資」ならうまく運用すればいけそうではないかと思う。
もし、バイトしたりブログで稼いだりするなら、年利回り3.58%のハードルはさらに下がる。
「利息・配当」+「含み益」+「労働収入」があれば、けっこうラクに3.58%を達成できそうな気がする。
月10万円でOKなら
「必要な運用利回りが3.58%というのはハードルが高い。月額20万円もいらない。月額10万円で十分」というなら、必要な運用利回りは0.51%となる。これなら現在(2014.3.8)の長期金利(日本国債10年物)よりも低い値なので余裕でクリアできる。
セミリタイア後のシミュレーションの参考になれば幸いだ。
※2020.9.15追記
現在は日本銀行の低金利政策のため、日本国債・銀行預金の金利が非常に低い。