「年利65%の外貨定期預金はいかが?」という勧誘メール

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腕組み

利息が年65%の外貨定期預金!

「[楽天銀行]《外貨定期預金》優遇金利適用のご連絡」というメールが来たので読んでみたら、すさまじい金利の外貨預金だった。

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■外貨定期預金 南アランド 7日
年65% (税引後 年51.79%)
※円普通預金からの預入時のみ
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65%?!

預金金利といえば1%未満だと思い込んでいたから、65%という数字はあまりにも大きい。

税込みだと65%だが税引き後が51.79%なので、税金で13.21%も減るのか。

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利息計算

年利が65%といってもこの外貨定期預金は1週間だ。

もし100万ランド預金したらいくら利息がつくのか計算してみた。

利息計算ツール:円定期預金金利の徹底比較と利息計算ツール(ネットバンク・メガバンク全て含む) (ノマド的節約術)

上記ツールでは単位は「円」だが、「ランド」に読み替える。

計算結果

預金額:100万ランド
期間:1週間
年利:65%(笑)

税引前利息:12,465.75ランド
税引き後利息:9,933ランド

満期時受取額:1,009,933ランド

預金額を適当に100万ランドとしてしまったが、為替レートを見ると、1ランドは10円程度だった(2015.6.23 9時頃)。

ということは100万ランド≒1,000万円。

参照:ランド/円 (Yahoo!ファイナンス)

円で換算すると、1週間で10万円近い利息がある!

もちろん、為替リスクがあるので、必ず円換算で10万円の利息が上乗せされるという保証はない。

恐ろしい為替リスク

もし、満期時に円高ランド安となったら65%の利息がついても元本割れとなる可能性がある。

例えば預金時に10円/ランドで、満期時に9円/ランドとなった場合の満期時受取額を計算すると、

1,009,933(ランド)×9(円/ランド)=9,089,397(円)

となり、元本の1,000万円を割り込んでしまう。

元本割れしないためにはランドの下落率が1%未満でないといけない。

名称は「定期預金」だが、中身は「1週間後のランド相場を予想するギャンブル」だ。

というわけでこの預金は「見送り」とする。

定期預金とは安心するための金融商品であってハラハラするための金融商品ではない。

▼参考:現在のレート(円/ランド)

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