理想的な「早期リタイア生活」だ。
Want To Retire In Your 30s And Travel The World? This Woman Did (2016.6.29 Forbes)
という英語の記事を読んだ。
タイトルを和訳すると「30代でリタイアして世界を旅したくない?この女性はやっている」だ。
33歳でまとまった貯金を作って早期リタイアして、海外旅行しまくっている女性についての記事だ。
記事が日本語でないのが惜しい。
しかし、読んでみた。
以下は、わたしが「あやふやな英語力」をもとに読んだ記録なので、ちょっとあやしい箇所もあるかも。
借金1000万円から7000万円の貯蓄
彼女は弁護士になるためにロースクールに入ったが、学生ローンを借りていたので、弁護士になっても借金の返済に負われていた。
負債額は10万ドル。
計算を簡単にするために1ドル=100円で換算すると、約1000万円だ。
弁護士として働き始めて、借金返済後は目標を「45万ドル(約4500万円)で早期リタイア」と定める。
結局、目標額を大きく上回る70万ドル(約7000万円)を貯める。
貯蓄の秘訣は「個性」
貯蓄の秘訣について、彼女は”My personality!”と答えている。
つまり、「個性」だ。
持ち物にこだわらず、消費が嫌い。
で、自然にお金が貯まるようになったという。
ふつうの女性とは間逆な性格だ。
詳細は記事を読んでほしいが、つまり「ほとんどお金を使わない生活」を実践して貯蓄したようだ。
まるでわたしのサラリーマン時代みたいだ。
リタイア後の収支
リタイア後は海外旅行の費用として月1500~2500ドル(約15万~25万円)を使っている。
友達を訪ねたりひとり旅だったりなので、この程度の費用で行けるようだ。
旅費を含めた年間支出額は24000ドル(約240万円)とのこと。
リタイア後の収入の柱は”dividends”、つまり配当金だ。
株を持っていて配当金で生活費や旅費を捻出しているのだろう。
配当金に加えて、Webサイトの運営で稼ぐことも模索中。
現在はリタイア生活を気に入っていて、仕事に戻る気はまったくないとのこと。
早期リタイアの憧れと不安
海外でも「若いころに働きまくって貯金しまくって早期リタイアして悠々自適な人生」というライフスタイルが「憧れ」となっているようだ。
この記事にでてきた彼女はたまたま「消費が嫌い」という「一般の現代女性とは間逆な性格」のために30代で莫大な貯金ができた。
ふつうの人は「消費生活にどっぷりつかって最低でも定年まで会社にいつづける」ことがデフォルトだ。
だから、一般人にはこんな疑問が湧く。
- どうやって早期リタイアできるほどの貯金を作れたのか?
- 早期リタイア後は、どうやって生活費を稼いでいるのか?
- 仕事をせずに、何をやっているのか?
この記事は、そんな疑問にかなり詳細に答えている。
数千万円の貯金があることを実名とともに公表するなんて、勇気のある女性だと思った。