ブルームバーグに面白い動画があった。
参照「ウォール街には行くな」:ケネス・ランゴーン氏のアドバイス(2018.6.13 ブルームバーグ)
アメリカのホームセンター大手「ホーム・デポ」の創始者ケネス・ランゴーン氏(保有純資産35億ドル(2018年 Forbes))へのインタビューだ。
インタビューは視聴者から寄せられた質問に答えるという形式だ。
質問は「社会に出る人へアドバイスはありますか?」だった。
働け!疲れたら倍働け!
回答は、「必死で働け、疲れたら倍働け」だった(笑)。
なぜ疲れたら倍働くのかといえば、「生産性が悪くなるから」だった。
「疲れて仕事が進まない分、労働時間を増やせ」という意味なのかも。
この回答だけ見ると「ブラック企業の経営者」のように思えるが、この続きが「なるほど!そのとおり!」と感じた。
寝覚めが悪い仕事に就くな
単に「必死で働け」とアドバイスして終わってはいない。
「毎日働きたいと思える仕事以外に就くべきではない」と言っている。
なぜか?
「毎朝、目が醒めて憂鬱になるほど最悪なことはない、それこそ非生産的(counterproductive)です」だからだ。
この言葉を聞いてハッとした。
「毎朝、目が醒めて憂鬱になる」という「最悪」のことを、わたしはサラリーマン時代に毎日続けていたからだ。
時間の無駄
朝だけではない。
明日が月曜日だと、日曜日の午後から憂鬱だった。
「朝から」憂鬱なのではなく、「前日から」憂鬱が続いた。
今から思えば、憂鬱な時間は本当に「時間の無駄」だ。
この動画を見て、「早く辞めてよかった」とあらためて思った。