早期リタイアするときに一番やっかいだったのは、いつまでも退職時期をずるずると引き伸ばしてしまうことだった。上司に声をかけるタイミングが難しいし、退職しない限り、ずーっと給料、ボーナスが振り込まれるから。
早期リタイアといっても「○年後に辞められたらいいな」と心のなかで思うだけなので、ずるずる先送りしても経済的には誰も困らない。どこかで本人が強く決断して実行しないと、永久に実現しない。
期限を先延ばししないためには、リタイアしたら何をするのか、それはサラリーマンをやりながらできないことか、資金は大丈夫か、後悔しないか、何回も自問自答する。
ただ、いくらガチガチに計画を固めても人生は予想外のことが起こる。退職から1年後の貯金額とシミュレーションした貯金額はぜんぜん違う(アベノミクスのおかげで予想よりも多く残っている)。退職すると予想外に支出が減ることも幸いした。
決断と割り切り、が早期リタイアには必要だと思う。