九電社員、年収減で「娘にクリスマスプレゼントも買えない」 ネットでは「高給取りがふざけんな!」と非難の声(2013.12.20 J-CAST)という記事によると、給与減になった九州電力社員の窮状が。
北九州市の新小倉火力発電所に勤務する42歳の男性技師は妻と大学生、高校生の娘との4人家族だが、娘の授業料や家のローンはボーナスで賄うことができなくなり「緊急用」に貯めた預金百数十万円は今冬にも底を尽く。娘にクリスマスプレゼントを買ってやることもできなくなってしまい、もし来年の夏もボーナスがゼロなら借金生活となる。
高収入を前提にした生活を送っていたところ、給料が減らされたので教育費やローンを払うと借金生活に転落してしまう、ということだ。
電力会社勤務でも40歳を過ぎているのに百数十万円しか貯金できないのか。
給与を下げる前、九州電力の平均年収は826万円だったそうだ。
対して、当然のように次のような書き込みがあるそうだ。
- 「嫁がパートに出るのがそんなに悲惨なことなのか。世界が違うな」
- 「もっと大変な暮らししてる奴がごまんといるのに 、なんでこういう奴らは同情してもらえると思ってんだろな?」
- 「無駄使いし過ぎw 俺、年収200万あれば月5万の奨学金返しても余裕で暮らせるぞ」
- 「本当に理解できないんだろうな。自分が誰に向かって何を言ってるのか。マイホームも家庭も諦めてる若者が大半な現状を」
昔なら「普通の4人家族」だったろう。
今は電力会社の社員ですら「普通の生活」が送れなくなっているという日本の貧困化がすさまじい。