国民年金保険料の2年前納を投資として考える。
1年前納の場合、176,700円
2年前納の場合、346,600円
を納付することとする。
「1年前納」の場合、1年目は「2年前納」に比べて346,600-176,700=169,900円の現金が手元に残る。これを1年運用して176,700円を超えれば良いことになる(2年目の国民年金保険料は運用したお金を支払いに充てるため)。
年利回りをxとすると
169,900×(1+x)>176,700
1+x>176,700/169,000
x>0.0400..≒4%
よって、年利回り4%の利益を上げる自信があれば1年前納、自信がなければ2年前納したほうがお得ということになる。
例えば、平成26年度の株価上昇率が4%を超えると予想するなら、1年前納で現金を手元に残してその現金を株で運用したほうが有利、ということになる。
また、年4%を超えるデフレになると予想するなら、1年前納で現金を手元に残してその現金を銀行預金したほうが有利、ということになる。
ただし、2年目の国民年金保険料の騰落で損得勘定が変わるので、実際は単純計算できない。
そもそも、「2年間で14,000円程度の損得」で色々なケースを計算して「研究し過ぎる」と、その労力や時間の「コスト」が14,000円を超えてしまうので、研究はほどほどにしたい。