年金のプロたちが繰り上げ受給を選ぶ理由「死んだらおしまい」(2019.4.18 マネーポストWEB)
という記事を読んだ。
「年金は繰り下げ支給(支給開始を遅らせる)がお得」が最近の風潮だが、体の自由がきかなくなってから年金をいっぱいもらっても使い道がないし、死んだら終わり。
これって、「早期リタイアする理由」と同じだなと思った。
つまり、長生きするリスクより、健康寿命がなくなるリスクに注目する。
年をとったら体力と行動力が減る。
新しいことにチャレンジする気も激減する。
なので、動けるときに好きなことをやりたい。
やりたくないことはなるべく避けたい。
わたしの場合、40代前半でサラリーマンの世界から足を洗った。
繰り下げ支給の罠
年金を繰り下げ支給したら計算上はもらえる金額が増えるが、上記記事によると「罠」があるという。
所得が増えるので、税や健康保険料などで取られる金額も増えるのだ。
収入を増やすことばかり考えてると、こんな罠がある。
年金の支給開始を遅らせて収入を増やせてホクホクできると思っていたのに、天引きでゴッソリ持っていかれたら、生きる気力がなくなって早死にするリスクが高まりそうになる(笑)。
早死にしてしまったら、年金の繰り下げ支給の意味がなくなってしまう。
リタイア後のお金に対する考え方
老後でも早期リタイアでも、退職後は収入増はあまり考えないほうがいい。
精神的にしんどいだけだから。
収支を改善したいなら「支出」、つまり「お金の使い方」について考えた方がいい。
「お金」と「時間」を有効に使っていたら、そんなに出費は増えない。
7年近く早期リタイア生活を送って実感したことだ。
逆に、収入をいくら増やしてもお金と時間の使い方がヘタなら……。