早期リタイアのために貯金する目的は、
貯金=自分時間+心の安定
という「方程式の右辺」を満たすため。
「自分時間」とは、以前書いた記事「40歳を過ぎたら自分時間を取り戻せ」で紹介したように、
「何をするのか自由に決定できる時間」
のこと。
ただ、時間がふんだんにあっても心が安定していないと意味がない。
何も行動せず、何も考えず、ただ将来不安に震える人生なんてもったいない。
では、「心の安定」を保証してくれる貯金をどうやって作ればいいのか。具体的にいくらあれば「心が安定」するのか。
ただやみくもに節約してもたかが知れているし、長続きしない。
で紹介した書籍にあるように、しっかりと家計を管理(支出をコントロールすること、決して収入を増やすことではない)して、確実に純金融資産(金融資産―負債)を積み上げていく。「投資」は貯金ができてからやるものであり、投資で貯金を増やそうとしてはいけない。
預金とは、たまたま余ったお金を貯めることではありません。人生の目的でもありません。
預金は「義務」です。
林總『正しい家計管理』(WAVE出版 2014)p.24
わたしの場合、お金を貯めることは最終目的ではなく「自分時間と心の安定」を増やすことが最終目的だ。