友達は要らない、飲み会は全部無駄、目立ちたくない、自己主張しない、一人でいたい……
でも、テレビタレントとして引っ張りだこの著者、蛭子能収の「自由がすべて」という哲学がつまった一冊だ。
友だちがいると不自由
友達をたくさん作らないといけない、
人脈を広げないといけない、
飲み会に出ないといけない、
自己主張しないといけない、
目立たないといけない、
年収レースで、出世レースで勝たないといけない、
と思い込んでいるがうまくいかずに悩んでいる人が読めば、すごく気が軽く本。
友だちが4、5人集まると、必ず誰かがはじき出されるのが群れの特性。
これが嫌で「飲み会に行きたくない」「同窓会に出たくない」人って、意外に多いと思う。わたしもその一人。
自由に生きるには貯金が必要
著者は漫画家を目指すためサラリーマンを辞める。
転身できたのは貯金があったから。
あと、低コストで生活する能力と覚悟。
セミリタイアして低コストでいいから自由に生きたいと思っている人にとって、必ず得るものがある一冊だ。
<帯>
人づきあいって必要ですか?
蛭子流・内向的人間のための幸福論