マイナス金利というのはどういうことか。
お金を銀行に預けると、手数料を徴収されるということだ。
銀行が「現金の貸し金庫」になるということ。
なぜ手数料を払ってまでお金を預けたいかといえば、「大事」だからだ。
「大事」とはどういうことか。
「減らしたくない」「使いたくない」ということだ。
なぜか。
「将来が不安」だからだ。
- お金を使ったら、二度と戻って来ないのではないか
- 借金をして起業しても、儲からずに借金の山だけになるのではないか
- 株価が右肩下がりになっていくのではないか
- 年金は削られるに決まっている
といった不安が渦巻くから、誰もお金を使いたがらなくなっている。
「何をやっても儲からない」という不安があるから「マイナス金利」でもお金をため込もうとする。
お金を持つことで将来不安から逃れようとする。
先日、元プロ野球選手の清原和博が麻薬所持で逮捕された。
麻薬を持つことで不安から逃れたい、という気持ちがあったのかもしれない。
麻薬もお金も「持つ」ことで将来不安から逃げられるような気がするが、それは妄想だ。
いくら持っても「もっと欲しい!」と「中毒」になるだけだ。