早期リタイアしたいけど踏ん切りがつかずに「辞めたい」と飲み会やブログで愚痴ったりしていつまでも会社に居続ける。
「辞めたい」と公言しているのにいつまでも辞めないでいるというのは心にも体にも悪いし、周囲にも迷惑をかける。
匿名ブログで隠れて「辞めたい」と言っても、周囲の人みんなにバレている。
あなたが会社を辞めたがっていることは。
苫米地英人『すごい私になれる魔法の名言』を読んでわかった。
わたしも「会社を”本気で”辞めたい」と思いながら数年間ずるずると会社に居続けたから身につまされる所がある。
本書を読んで「会社を辞めて、早期リタイアしても本当に、本当に大丈夫なのか?」という心配に対するヒントを読むことができた。
本書によると「仕事が嫌いな人」は2つに分類される。
①仕事そのものが嫌い
②仕事は好きだが会社が嫌い
仕事が好きなら転職すべし
まず、②の「仕事は好きだが会社が嫌い」なケースを見てみる。
仕事は面白いけど、人間関係、勤務地、年収といった「環境」に不満があってフラストレーションが溜まって「辞めたい!」と思っている。
解決方法は「職場を変える」ことだ。
つまり「転職(転社)」すればいい。
サラリーマンとして「仕事」することは好きなのだから、環境を変えるとよみがえる可能性がある。
仕事が嫌いな場合
①の「仕事そのものが嫌い」、言い換えれば「サラリーマンとして働くことが嫌い」なケースはどうすればいいか。
早期リタイア希望者はほとんどは①のケースだと思う。
問題は仕事が嫌いというほうです。たぶんこういう人は仕事そのものが嫌いですから、転職しようが転社しようが無理です。ですからいますぐ仕事を辞めてください。やめて本当に好きなことをやってください。自分が昔からやりたいと思っていたことでもいいですからともかく好きなことをやってください。
ミュージシャンに転身する、外こもり(無職で海外移住)、地方移住、ゲーム三昧、1日中家でごろ寝……何でもいいから「やりたかったけどできなかった」ことをやる。
でも反論が湧いてくる。
「失敗するに決まってる」
「家族に迷惑がかかる」
「親が猛反対するに決まってる」
「突然会社を辞めたら嫁が発狂する」
「老後貧乏になる」
などなど。
仕事嫌いなのは周囲にすぐバレる
でも、嫌な仕事を嫌々やっている方がよっぽど周囲に迷惑をかけているという。
よく考えてみてください。嫌な仕事を嫌々している時点ですでに人間関係に波風が立っているでしょうし、家族にも迷惑をかけているはずです。
本人は「会社のため、家族のため」と我慢して「嫌々仕事をしていることを隠している」つもりでも、周囲の人にバレていることに気付かない。
家族も、上司も、同僚もみんな知っているんですよ、あなたが嫌々仕事をしていることを。
どうすれば嫌々仕事をしている状態から抜け出して早期リタイアにスムーズに移行できるか、詳細は本書で。