40代で会社を早期退職した理由のひとつに、
「質問」
がある。
わたしは大の「質問嫌い」だった。
質問するのもされるのも大嫌い。
仕事に関心がない?
一番イヤだったのが、会議や研修などで「何か質問はありませんか」ときかれること。
「ありません」とは答えにくい。
仕事に関心がないことがバレると思われるからだ。
なので、質問を無理にひねり出さないといけない。
ムダな労力と時間を浪費しなければならない。
「早く辞めたい」と心から思った。
プライベートの質問も苦手
仕事だけでなくプライベートの質問も苦手だ。
会社の飲み会で「休日は何やってるの?」と尋ねられることがあった。
「休日 = 土日」とすると、1年間で土日の数は100日以上はある。
「直近100回の休日でそれぞれ何をやっていたのかをいちいち答えないといけないのか?」と考えてパニックになった。
「それとも直近の休日に何をやったか答えればいいのだろうか?」とも考えた。
Leave me alone
仮に、直近の休日に「映画鑑賞」をしたとする。
もし「休日にはよく映画を観に行きます」と答えたらどうなるか。
「どんな映画を観るんですか?」とさらに質問されるだろう。
特に親しくもない人に好きな映画のジャンルを答えるのは、苦手だ。
言いたくない。
なので「まあ、いろいろ観ます」とお茶を濁して……そこで会話は途切れる。
ホッとする。
もちろん、質問されるのが嫌いだから、わたしが他人にプライベートを根掘り葉掘りきくような質問はしない。