ありえない話だが、もし共産党から「お前はアベノミクスの株高で大儲けしているはずだ!溜め込んだ内部留保を取り崩して消費しろ!」と言われたらどう言い返すか考えてみた。
まず、私の家計の貸借対照表は、簡単に書くと
(資産の部)
現預金
有価証券
年金積立金
(負債の部)
クレジットカード利用分
(資本の部)
純資産
となっている。いわゆる「内部留保」は貸借対照表の「純資産」の中に含まれている。これを取り崩すには3つの方法がある。
①定期預金を解約する
②有価証券を売却する
③年金積立を解約する
3つのうち、一番実現性が高いのは「①定期預金を解約する」だが、定期預金は将来の生活費や突発的な出費に備えて作っているので、取り崩して一気に消費するのは怖い。将来の収入増が見込めれば別だが。
企業も内部留保を厚くしているのは将来の収入増に自信が持てないからだと思われる。共産党が主張するようにバランスシートの内部留保を取り崩すには工場や自社ビル等の資産を売却する必要があると思われるので、実行するにはリストラが必要となるだろう。