人間は追い詰められたら信じられないほど力が出せる。
役に立つ授業が少ない大学で学んだ一番大きなことだった。
学期末に英語の試験があったのだが、試験があるのを忘れて家で寝ていた。
わたしが通っていた大学は「語学を落とすと留年」なので、絶対に受けなければならない試験だった。
試験に遅刻しなかったが
気がついて家を飛び出したが絶対に間に合わない。
試験が行われている教室に着いたのが試験終了約10分前だった。
開始10分前ではなく、終了10分前だ
この英語の単位を取らないと留年してしまう。
10分ではとても解けない、それ以前に遅刻で失格だろう。
火事場の馬鹿力
仕方なく教室に入り、試験官を務めていた教官に
「すみません。教室を間違えて別の英語の試験を受けてしまいました。終了直前に気付いてあわててここに来ました。試験を受けさせてもらえませんか?」
と言ってみた。
試験管の教官は2人いたのだが、2人は顔を合わせて声を押し殺して大笑い。
「笑いを取った。何とかなる」と心のなかで思った。
単位獲得!
「仕方ないなw、じゃあ後で教官室に来なさいw」
と言われ、試験を受けることができた。
教官室で一人で試験を受けた。
何とか単位をもらい、留年はまぬがれた。
人間、追い詰められても交渉次第で何とかなる。それ以来、そのように思うようになった。
まとめ
遅刻厳禁。