谷岡一郎著『ツキの法則―「賭け方」と「勝敗」の科学 (PHP新書)』に記されているように、ギャンブルで食べてゆくためには、
システマティックにギャンブルで食べてゆくためには、賭け方や賭け金の工夫によって、全体の期待値を100%以上にすることが必要条件となる。
(中略)
期待値が100%未満の設定で「ギャンブルで食っている」人々は、存在しえない。しているように見えるとすれば、単なる間違いか、まだプレイする時間量や回数が不十分で潜在的マイナスが表面化していないだけのことである……
本書p.92
ここに、株式投資で食べていける秘密がある。
資本主義の世界では、株式投資は期待値が100%以上のギャンブルである。賭け方によっては参加者の多くが勝者になれる。
時間の経過とともにパイが広がっていくので、参加者の分け前が多くなる。
含み損が出たり損切りでマイナスになる場合があるが、まだプレイする時間量や回数が不十分で潜在的プラスが表面化していないだけだ。
では、何回(何年間)プレイすればいいのか……10年か、30年か、それは誰にもわからない。