気温差が激しい日が続いたせいか、風邪気味だった。風邪をひいたときは寝るのが一番だ。
寝っ転がって本を読んで、眠くなったら昼寝する。
リタイアしたのだから平日でも誰にも許可を取らずに堂々と昼寝できる。
しかし、サラリーマン時代の「規範意識」がわずかに残っているので、平日の昼間に昼寝すると少し罪悪感を感じる。
風邪の時は「休んでいいのだ、寝てていいのだ」という言い訳ができるので罪悪感はなくなる。
風邪と言っても少し鼻水と咳がある程度なので、サラリーマン時代なら迷わず出社しただろう。
「休んでいいのはインフルエンザのような伝染病ぐらいだ」と勝手に休むハードルを上げていた。
休むと言っても有給休暇の消化だから、風邪だろうとレジャーだろうと理由はどうでもいいのだが、なぜか「有給休暇=病休」と勝手に決めつけていた。
休むときは「体調不良のため、本日はお休みを頂きます」と上司にメールしていた。法的には理由を告知しなくても問題ないが、
「本日は労働基準法36条の権利を行使して休暇を頂きます」
とはなかなか言えないものだ。
リタイアしたらそんなことは気にする必要もなくなり、好きな時間に起きて、体調が悪ければすぐに眠れる。