特定口座の株や投資信託を売却して利益が出ても非課税にできて、国民健康保険料も上がらない。
ということができる方法を、資産運用でよく参考にさせてもらっている「ナスビのマネー講座」の次の動画で知った。
もちろん脱税などではなく、合法なやりかたで誰でも可能な方法だ。
主に株式投資でFIRE生活を送っている、または将来的に送ることを目指しているひとには参考になる。
売却益の非課税法
税金や社会保険料にくわしいしひとは知っていると思うが、特定口座などの課税口座での売却益を非課税にする方法は、
売却益を住民税の基礎控除以下に抑えて確定申告する
だ(特定口座で源泉徴収された場合は確定申告後に還付される)。
本記事を書いている2025年1月30日現在、住民税の基礎控除額は43万円だ。
利益を住民税の基礎控除以下に抑える理由は「非課税」だけでなく「国民健康保険料を上げない」のもある。
国民健康保険料は所得を算定するとき適用される控除は「住民税の基礎控除」だけだから。
利益が住民税の基礎控除額を上回ると、確定申告したら国民健康保険料が上がってしまう。
含み益を圧縮して無税に
売却した株や投資信託は、翌日以降に買いなおせば「含み益」を圧縮することができる。
動画では例として次のようなケースが紹介されていた。
元本150万円・含み益が50万円の投資信託200万円を持っていたとする。
利益が住民税の基礎控除以下(ここでは43万円)になるよう172万円分だけ売却した。
残った28万円のうち、含み益は7万円だ。
翌日、同じ投資信託を売却額と同額(172万円)で買いなおせば元本193万円・含み益7万円となる。
こうやって、利益を圧縮して売却益にかかる税を少なくしていく。
具体的な売却方法は上記動画でくわしく解説しているので参照してほしい。
※上記は2025年1月30日現在の情報です。住民税の基礎控除額などの税制は改定される可能性がありますので最新の情報を参照してください。