サラリーマン時代、有給休暇を届け出る方法はけっこうユルかった。
毎週実施されるミーティングの場でメンバーに宣言する形式をとっていた。
仮に、チームが次のようなメンバーで構成されていたとする。
■チームリーダー
A課長
■メンバー
Bさん、Cさん、Dさん
有給休暇の届け出風景はこんな感じ。
A課長「来週の予定ですが、休暇をとる人はいませんか?」
Bさん「来週末の金曜日に休みます」
Cさん「え?わたしも金曜日に休みたかったのにーー。じゃあ、わたしは再来週の月曜日に休みます」
Dさん「僕は特に休暇予定はありません」
A課長「了解しました。あ、急で申し訳ないけど、明日休むのでよろしく」
ミーティングの場でメンバーの休みがなるべく重ならないように調整していた。上司が部下の休暇理由を尋ねることはなかった。