早期リタイアの決め手となった本

シェアする

スポンサーリンク

GWはまとまった時間が取れるから「読書」に集中した人も多いと思う。

早期リタイアを考えているのだったら、わたしのおすすめの本は『老子』だ。

参照:無理しないことを心がけていたら退職するという結論になった

最近の投資本や自己啓発本を読んでも「必ず役に立つ」という保証はないが、『老子』は必ず役に立つ。

『老子』のテーマは「無理をするな」だ。

人生で、仕事で、無理しても長続きしない。

つまさきで背のびをして立つものは、長くは立てない、大股で足を広げて歩くものは、遠くまでは行けない。自分で自分の才能を見せびらかそうとするものは、かえってその才能が認められず、自分で自分の行動を正しいとするものは、かえってその正しさがあらわれない。自分のしたことを鼻にかけて自慢するものは、何ごとも成功せず、自分の才能を誇って尊大にかまえるものは、長つづきはしない。

金谷治『老子』(講談社学術文庫) pp.81-82

『老子』は「清貧」「欲張らない」というメッセージが強いので「欲を持たずに質素に生きよ」と読んでしまいがちだが、「清貧」ばかりでは人生つまらない。

お金を稼ぎたかったら稼いでもいい、でも「無理はするな」なのだ。お金稼ぎで失敗するのは「無理をしたために自滅する」ケースがほとんどではないかと思う。

わたしの場合、「無理をしないとサラリーマンでいられない」、ということがわかり、早期リタイアに踏み切った。

決して、「目標貯金額に到達したから」ではない。

スポンサーリンク

シェアする

twitterをフォローする
twitterをフォローする

ブログを購読する
ブログを購読する

follow us in feedly RSS