2月11日は「建国記念の日」だ。
てっきり、「日本という国が建国された日が2月11日だから祝日と定められた」と思い込んでいた。
戦前の「紀元節」とごっちゃになっていた。
1873年,神武天皇即位の日をもって祝日としたもので,2月11日。明治5(1872) 年,太政官布告によって神武天皇が即位した日をもって紀元とし,1月29日が祝日と定められたが,翌1873年,紀元節という名称と,祝日を2月11日にすることが布告された。
「紀元節」は初代天皇である神武天皇御即位日を、日本書紀の記述を元に2月11日と定めた。
大和平定と神武天皇御即位は、我が国の建国を意味します。現在、二月十一日は「建国記念の日」という祝日になっていますが、これは『日本書紀』の神武天皇御即位の記述を根拠に、二月十一日と定められたものです。
竹田恒泰『現代語古事記: 決定版』(学研パブリッシング 2011) p.140
一方、戦後にできた「建国記念の日」の由来は、内閣府HPによると、
建国をしのび、国を愛する心を養う。
とある。
「日本という国家が建国された日だから祝うのではなく、日本という国が建国されたことをしのぶ日」だったのだ。
参照2月11日は「建国記念の日」。「建国記念日」との違いは?正しい意味を子ども向けに説明する方法も(小学館「HugKum(はぐくむ)」)