マネーの達人 “退職金引き下げ… 会社員も公務員も「老後の収入の3本柱」は衰えを見せている” (2016.3.7 Yahoo!ニュース) を読んだ。
「老後の収入の3本柱」というのがある。
- 公的年金
- 退職金+企業年金
- 自助努力(預貯金、個人年金保険、個人型の確定拠出年金など)
記事によると、会社員も公務員も退職金が減りつづけているらしい。
公的年金も減らされる可能性が高い。
つまり、3本柱のうち、2本が腐りかけている。
残った1本が自助努力だ。
この記事を読んで未来は明るいと思った。
年金や退職金に頼らない老後
「老後の収入の3本柱」のお金の出どころを見てみる。
- 公的年金……国
- 退職金+企業年金……会社
- 自助努力……個人
「公的年金」と「退職金+企業年金」が減ってきているということは「国」と「会社」の力が衰えているということ。
代わりに力がついているのは「個人」だ。
国と会社の体力が弱くなってきて、相対的に個人の力が強くなってきている。
むしろ、個人で好きなことをやって生きていきたい人間にとっては「いい時代」だ。
退職金を「人質」に取られて転職や独立、または早期リタイアをあきらめ仕方なく定年まで働く、といった「取り返しがつかない時間の無駄遣い」も不要になる。
「個人の力」が「国や会社の力の衰え」を補える時代になっていく。
年金や退職金が減らされるから「老後貧乏」と決めつけるのは早計だ。
個人でも老後資金を作れる
記事では「自助努力」の例として「預貯金、個人年金保険、個人型の確定拠出年金など」が挙げられていたが、わたしは「インターネットで稼ぐ」も加えたい。
わたしは40代で会社を早期退職した。
会社を辞めた当初は「無収入」を覚悟していた。
しかし、インターネットで収入が得られることを知った。
オークション、古本の売却、ブログ、SNS……インターネットについて調べれば調べるほど「収入源」があることに気付いた。
「無収入」だと思い込んでいたのが「実は収入がある」ことを知る衝撃は大きかった。
これからの老後生活でも同じことが言える。
「老後は無職で無収入」だと思い込んでいるから年金や退職金に依存しようとする。
だから不安になる。
「老人のほとんどは何らかの収入源を持っているし、年金や退職金に頼らずに生きている」
という時代が来ると信じている人は老後に不安なんか持たない(不安を持つだけでは1円得にもならない)し、「自分のやりたいことをやって収入源を作ろう!」と動いているだろう。
あとは「やる」か「やらないか」だけだ。