Amazonプライムビデオで映画「紙の月」を観た。
銀行の支店に契約社員として勤務する主婦・梅澤梨花(宮沢りえ)は、顧客から預かった預金を横領する。
初めは、化粧品の購入代金の不足分8,000円を横領するという小さなものだった。
その後、大口顧客の孫の平林光太(池松壮亮)と不倫関係になって、借金で首がまわらない彼のために200万円を横領し、どんどんエスカレートしていく。
原作本によると、銀行にバレるまで合計1億円を横領した。
「セミリタイア生活」にも通じる生き方
この映画を観て、「横領したカネで浪費しまくる」という生活は「セミリタイア」という生き方と相通ずるものがあると思った。
「お金で自由を買えるか?」
「お金で買った自由は本物なのか?」
というテーマが共通しているからだ。
自由って、お金で買えるんだろうか?
セミリタイア生活に入る前にまとまった貯金を用意すると思うが、「お金で自由が買えるのか?」と、この映画を観て考えた。
大金を浪費したら幸せか
不倫カップルの2人は、横領したお金で高級ホテルのスイートルームに3泊ステイして、グルメ三昧、買い物三昧する。
チェックアウトするときにたった3泊なのに146万円請求されてびっくり。
わたしは「これは自分にはない欲望だな」と感じた。
わたしなら自由に使える億単位の大金があっても、ホテルのスイートルームには泊まらないし、浪費三昧もしない。
だって、楽しくないから。
仮に正当な手段で手に入れたお金であっても、「お金を使いまくれば幸せになるという方程式」は自分の中にはない。
わたしなら、とりあえず貯金しておいて生活レベルは現状維持だな。
つまり、今やっていることだ(笑)。
しかし、世間一般では使うお金の金額と幸福度は比例するんだろうな~。
わたしにはわからない感覚だ。
映画としても面白いから、Amazonプライム会員ならおすすめだ。
▼予告編
▼原作本