サラリーマンを早期退職して誰もが体験する試練、それが
平日にブラブラすることへの罪悪感
だ。
本当は「働かないことの罪悪」なんか存在しないけど、サラリーマン生活が長いと「労働=有意義」「怠惰=罪」と感じる。
- 平日の朝から何もせずぼーっとしていていいのか。
- 平日の昼間に外出して、怪しまれないか。
- みんなが働いているのに、自分は何もしないでいいのか。
みたいな。
わたしは2011年に早期退職して5年が経過した。
5年もたつと、平日の朝から何もしなくても、平日の昼間に外出しても、何の罪悪感もない。
顔見知りの近所の人と出会ってもふつうに挨拶する。
退職当初は罪悪感あり
退職後、最初の1年は何もせずぼーっとしていると罪悪感はあった。
まだ、サラリーマン・マインドに洗脳が解けていなかったから。
サラリーマン・マインドとは、一言で言えば
働かないヤツ(または(付き合い残業するなどして)働いているふりをしないヤツ)は犯罪者
という考えだ。
罪悪感から「ハロワに行って仕事を探しているふり」をしてでも気持ちを静めようという焦りを感じることもあった。
今から思えば、バカバカしいことで悩んでいたものだ、と笑い話にできる。
無職がイヤなら自営業者に
早期退職後に罪悪感を感じる理由は「無職」というステータスだ。
どんな豪放磊落な人でも他人に「無職」と名乗るのは気が引けるだろう。
そんなときは自営業者になればいい。
自営業者になるには、税務署に「開業届」を提出するだけでいい。
税務署が開業届を受理したら、晴れて日本政府から「職業=自営業」と公認してもらえる。
堂々と「職業は自営業です」と名乗っていい。
税務署から返送されてきた受領印付きの「開業届の控え」は大事に保管すること。
自営業者であることの身分証明書となるので。
もちろん、自営業を営む気がないのに開業届を出すのはNGだ。
本当に何もする気がないのなら無職に甘んじてください。
多忙になれば罪悪感は消える
わたしは開業届を提出した後、当ブログを開設して運営したりして、本当に自営業となった。
労働をして、現金収入があるのだから、他人から見れば自営業としか見えないだろう。
ブログの運営とか、Kindle本の出版とかで、そこそこ多忙になる。
「多忙」といってもサラリーマンのように10時間以上職場に張り付いて時間的拘束を受ける、という意味での「多忙」ではない。
「今日は何をしようか」と考えることに脳内が忙しいという意味だ。
脳内が忙しければ、罪悪感が入り込む余地はなくなる。
でも、多忙といっても読書に疲れたら昼寝するし、夜はPCの作業はせずにさっさと寝る。