今年度(2017年度)の所得から確定申告は「青色申告」となる。
白色申告時代にやっていた「簡易な方法による記帳」はできなくなる。
青色申告のための帳簿として、「売掛金台帳」を作成した。
対象は、Google Adsense、Amazonアソシエイト等のアフィリエイト収入や、Kindle本のロイヤリティ収入だ。
売掛金とは
売掛金とは何か。
サラリーマンには無縁の概念なので知らない人も多いと思うから簡単に説明する。
ここでは、「Google Adsenseの収益」で説明する。
例えば、今月(2017年1月)のGoogle Adsenseの収益が30,000円だったとする。
Google Adsenseのヘルプによると、1月の収益が確定して、管理画面で確認できるのが翌月初(2月初め頃)だ。
実際に30,000円のお金が銀行に振り込まれるのが2月21日前後だ。
AdSense のお支払いは月単位で行われます。1 か月を通して見積もり収益額が集計され、翌月の初めに収益額が確定すると、[取引] ページの差引残高に反映されます。差引残高がお支払い基準額に到達し、かつお支払いが保留されていない場合、その月の 21 日前後にお支払いが行われます。入金までの具体的な期間は、選択されたお支払い方法によって異なります。
「お支払いスケジュール」(Adsenseヘルプ)
つまり、「収益の確定」と「銀行口座への振り込み」にタイムラグが20日間ほど生じる。
銀行にお金が振り込まれた時点で「収益が発生した」とすればいいのだが、会計のルールでは「収益が確定した時点で収入が発生した」とみなす。
Google Adsenseの収益は2月1日に「発生した」とみなして、「売上」として帳簿につける。
しかし、実際にお金が手元に来たわけではないので「売掛金」という、「未収の売上」として帳簿につけておく。
後日、銀行にお金が振り込まれたら「売掛金」を消去して銀行の預金残高に振り替える。
ちょっと面倒だけど、ルールだから仕方ない。
家計簿に売掛金台帳を作成
わたしの場合、家計簿は「Microsoft Money」を使用している。
Microsoft Moneyに「売掛金」という資産を作成して収益が発生した日に記帳することにした。
銀行口座に振り込みがあれば「資産の移動」で「売掛金」から「銀行口座」へ移動させて「売掛金」を消し込む。
面倒だけど、青色申告のためには仕方ない。
詳しい記帳方法は、下記専門書p.118~120を参照してほしい。