47歳貯金5000万円。仕事がキツく早期リタイヤを希望(2016.11.6 AllAbout マネー)
という記事を読んだ。
47歳の男性独身会社員が早期リタイアできるかどうか、FPに相談している。
貯金は約5000万円。
早期リタイアしたい理由は「長時間労働」とのこと。
いつ辞めても大丈夫
結論は、
いつ退職されても問題ありません。今すぐ辞められてリタイア生活に入っても大丈夫です。
「完全リタイアしても大丈夫」と太鼓判を押している。
わたしも「いつ辞めても大丈夫」だと思う。
なぜか。
47歳で貯金が5000万円あること……ではなくて「この人なら無駄遣いして急に生活レベルが上がることはないな」と思えるから。
早期退職して給与収入がなくなれば、さらに支出を減らそうとするだろう。
「節約の努力」をしなくても、体が勝手に動いて支出を減らすようにする。
節約ごときに努力が必要なら、40代で5000万円の貯金はできないだろう。
彼の資産ポートフォリオのほとんどは銀行預金だ。
給与の貯金だけで5000万円作ったと思われる。
「早期リタイア体質」の持ち主だ。
貯金が5000万円ある、質素な生活ができている、仕事はイヤ……これで早期リタイアしなければもったいない!
もったいない!
リタイア資金よりも退職の意思を尊重
記事の相談の回答には、次のようにあった。
老後資金と同時に、なぜリタイアしたいと思うのか。その要因も考えるべき。職場環境によって大きなストレスを抱える、あるいは体力的に限界というなら、それを最優先にすべきではないでしょうか。
※強調は引用者による。
その通りだ。
仮に、早期リタイアの目標金額が5000万円だったとして、目標金額に未達成であっても、「今すぐ辞めたい」という気持ちが抑えられず、「辞めないと心身が持たない」という心の声がガンガン聞こえるなら、辞めるべき。
莫大な貯金があるかどうかよりも、生活レベルを上げなければ、なんとかなる。
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▼早期リタイア実現のために「生活レベルを上げない」「見栄を張らない」ことの大切さを学ぶための本