先日更新した記事「自由でいたいから友達はいらない」を書いていてふと、早期退職していった元同僚を思い出した。
もう十数年以上前の話だ。
なぜ思い出したかというと、彼も「友達はいらない」といったタイプの男だったからだ。
職場では無口だった。
チームで仕事をするより、ひとりで黙々と作業をこなすタイプだ。
もちろん、飲み会や研修といった「集団行動」は大の苦手。
そんな彼が30代前半で退職することを知った。
「コミュ障」はサラリーマンに向いてない?
最終出勤日、彼は退職のあいさつ回りをしていた。
わたしのところにもやってきて、少し雑談をした。
雑談の内容は忘れたが、この言葉だけが心に残っていた。
「僕はサラリーマンに向いてなかった」
何が向いてないのかは言わなかった。
勝手に推察すると、彼は「コミュニケーションが苦手だからサラリーマンに向いてない」と思ったのだろうか。
うらやましい
彼が「サラリーマンに向いてない」という理由で退職すると知って、
うらやましい!
と思った。
わたしも「自分はサラリーマンに向いてない」から「早く辞めたい」と思っていたからだ。
しかし「お金」「世間体」「退職手続きが面倒」といった(つまらない)理由で辞められないでいた。
その後、色々あってわたしも晴れて「サラリーマンに向いてないから」早期退職することができた。