『お金が「殖えて貯まる」30の大法則』(横田 濱夫 (著), 講談社プラスアルファ文庫, 2002)を読み直した。
サラリーマン時代に「セミリタイア資金を作る」という目標達成に大いに役立った本だ。
40代で早期退職できて「セミリタイア資金を作る」という本書の役割は終えたが、まだ手元に置いて読み直している。
お金は早期退職後も必要だから(笑)。
蓄財に特に役に立つのは「お金が殖えて貯まる10ヵ条」だ。
殖えて貯まる10ヵ条
投資や貯蓄でお金を順調に増やしたければ、次の10ヵ条は必ず守る。
その一、良い友達を持つこと
その二、自分を愛すること
その三、本業の仕事に打ち込み、財テクに浮かれぬこと
その四、趣味を持つこと
その五、いちおう新聞の経済欄は毎日読むこと
その六、おのれの可能性と限界を、冷静に分析すること
その七、ことお金に関しては、性悪説で臨むこと
その八、健康に気を配ること
その九、借金の保証人にはならぬこと
その一〇、親や先祖を悲しませぬこと
pp. 28 – 29
10ヵ条それぞれのくわしい解説は本書を参照してほしい。
が、わたしが特に気に入っている「その二、自分を愛すること」について説明したい。
自分を愛する、つまり自分の心身を大事にすれば結果的にお金が貯まりやすい体質になる。
自分を愛せればセミリタイアできる
自分を愛すればなぜお金が殖えて貯まるのか。
「行動が慎重になり、将来のことを考えるから」だ。
自分を大事に思えば思うほど、うかつな行い、粗末な行動はできなくなる。
そしてなぜ、お金を貯めるかと言えば、将来の自分に「いい思いをさせてあげたい」と思うからじゃないのか?
だったら、計画性を持たなくちゃダメさ。「自分を愛する」というのは、そういうことを指している。
p. 31
つまり、
自分を愛する→行動が慎重になる→計画性をもつ→お金が貯まる
となる。
わたしの場合、「将来の自分にいい思いをさせる」つまり「セミリタイア生活をさせる」ために本書を読んでお金を貯めてきた。
講談社
売り上げランキング: 893,799
▼帯