2019年10月に『源氏物語』最古の写本「若紫」が発見されたという記事を読んだ。
参照「源氏物語」最古の写本「若紫」を発見、鎌倉初期に藤原定家が校訂(2019.10.8 毎日新聞)
発見された写本は現時点では最古で、原本に最も近いそうだ。
このニュースに触発されて、『源氏物語』を読み始めた。
過去に何回かトライしたが、長すぎて途中で挫折していた(笑)。
『源氏物語』挫折歴
はじめに手に取った『源氏物語』は与謝野晶子版だった。
理由は無料だから。
青空文庫の『源氏物語』を電子書籍Kindleで読み始めた。
結果、最初の「桐壺」を少し読んで進まず。
次に読んだのが、ダイジェスト版の『源氏物語』だ。
源氏物語 ビギナーズ・クラシックス(角川書店, 2001)
本書は初心者向けで、『源氏物語』の一部やあらすじを紹介している。
この本も、半分くらい読んで「無期限中断」している。
すらすら読める『源氏物語』を発見
今読んでいるのは先日(2019年6月6日)亡くなった田辺聖子の『新源氏物語』だ。
本書は完全な「現代語」で書かれているので、古文の知識がなくても読める。
わたしは非常に読みやすいと感じている。
上・中・下と文庫版全3巻の長編だが、読んでいけそうだ。