東スポが社員100人リストラ「入社2年目で年収1200万円」高給で知られた会社が危機の理由(2021.4.20 文春オンライン)
という記事を読んだ。
東京スポーツ新聞社(東スポ)が業績悪化で希望退職者を募集しているとのこと。
全社員350人のうち、募集対象が100人らしいから全社員の3割近い大規模なリストラだ。
記事によると割増退職金は「通常の退職金+1年分の給料」だ。
つまり、割増分は「年収程度」となる。
わたしは2011年に40代前半で会社を早期退職した。
退職金は規定どおりで、割増退職金はなかった。
早期退職制度がない
割増退職金がなかった理由は「早期退職制度がなかった」から。
わたしが退職してしばらくしてから、早期退職制度が導入されたことを元同僚からきいた。
知っている同僚たちが制度を利用してかなり辞めていった。
みんな、辞めたかったんだな……。
退職後のお金の問題さえ解決できれば。
割増退職金なしで辞めたことを後悔しているか
では、「割増退職金なしで早期退職していることを後悔しているのか?」
と自問自答すると、
退職金の上乗せがなかったのは残念だが、2011年に早期退職したこと自体は後悔していない。
逆に、「早く辞めて正解だった」
と、退職して10年近く経過した今も思っている。
精神的・体力的にサラリーマンを続けるには限界だったので「割増退職金が出るまで会社にいつづける」という選択肢はなかった。
幸い、退職後に「アベノミクス」の株高で金融資産は増えていった。
なので「退職時期を延期してもっと退職金を増やしておくべきだったぁーーー!」
と悔しがったことはない。