答えは「貯金があったから」。
身も蓋もない答えだ。
30代の後半から、サラリーマンは性に合わないと感じていた。
なのに退職に踏み切れなかった理由は3つあった。
- 退職後の生活をまかなうだけの貯金がない
- 抱えている仕事があったから、途中で投げ出すのは会社や顧客に迷惑がかかる
- プータローというのは世間体が悪い
(退職した今から考えると、すべて「妄想」に過ぎなかったのだけど)
貯金ができたので辞めた
そのうち、節約や株式投資等でリタイヤ資金が貯まってきた。
「無駄遣い浪費をしなければ、何とかやりくりできるだろう」と判断して、退職に踏み切った。
上司に退職を表明したら、重石がすべてとれたように、気分が軽くなった。
あんなに気分が軽くなったのは生まれて初めてだった。
投資より節約
40代までにまとまったお金を作るには株で一発当てて……という考えはなかった。
株式投資は少しやっていた
が、貯蓄については株式投資の成績より節約の方が効果があった。
株式投資はどうしても勝敗があるので、普通の素人が莫大な金を短期間で作るのは難しいと思う。
節約がメインで、株式投資はオマケみたいな感じだった。
サラリーマン時代はずっとデフレで株価は低迷していたが、うまく節約すればリスクを取って株式投資しなくても、早期リタイアするだけの資金は貯まる。
50歳で早期リタイアを目標としたなら、もっと楽勝だったかもしれない。