『つみたて投資の終わり方』で貯蓄の取り崩し法を学ぶ

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つみたて投資の終わり方 100年生きても大丈夫!: 人生後半に向けた投資信託の取り崩しメソッドを解説!』(カン・チュンド(著), 2022)を読んだ。

本書はタイトルのとおり、「つみたて投資」で作ったリタイア資金をどのようにして取り崩せば長持ちするかが学べる。

つみたて投資の方法を書いた本は無数にあるが、「取り崩し法」を紹介しているのは本書だけじゃないかな?

わたしは自分のセミリタイア資金の取り崩し法として、本書で紹介されている方法を大いに参考にしたい。

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定率で取り崩す

本書ですすめているリタイア資金の取り崩し方は「定率」だ。

例えば、貯蓄が5,000万円あって生活費として年金に加えて貯蓄から年150万円の取り崩しが必要な場合、どのように取り崩せばいいか?

本書によると、年150万円の定額で取り崩すのは「NG」だ。

150万円は5,000万円の3%だから、「年3%の定率」で取り崩すべきだという。

理由は本書で。

ポートフォリオの比率を維持

わたしが本書の方法論で参考にしたいと感じたのは「ポートフォリオの比率」を維持する取り崩し方だ。

例えば、貯蓄が5,000万円でポートフォリオが「現預金:投資信託 = 50%:50%」だとする。

ここから年間生活費として貯蓄の3%(150万円)を取り崩すとする。

ふつうは「現預金」から150万円を取り崩しがちだ。

投資信託を売却して現金化するのは面倒だし、含み益があると税金がかかるからだ。

だがしかし、本書ではポートフォリオの比率を維持するため、現預金と投資信託からそれぞれ1.5%ずつ、つまり75万円ずつ取り崩すべきだという。

こうすればポートフォリオは「50%:50%」の比率を維持できて、リスクが上がることはない。

なるほど。

現預金ばかりを取り崩していると、投資信託の割合が高まってリスクが大きくなる。

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