【セ・リーグ順位予想】99%当てるには解説者が何人必要か

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X(旧Twitter)をながめていると2023年のセ・リーグ順位予想の一覧があった。

32人のプロ野球解説者の予想一覧だ。

全員「ハズレ」だった。

当然だ。

32人の順位予想がすべて「ハズレ」となる確率は95%以上なのだから。

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順位予想が当たる確率

プロ野球のセ・リーグ(またはパ・リーグ)の順位予想が当たる確率は「1/720」だ。

セ・リーグ(またはパ・リーグ)は6球団ある。

1位から6位まで順番に予想するとする。

1位、つまり優勝はどのチームになるか……6チームあるので予想は6通りある。

2位は優勝予想したチーム以外の5チームから選ぶので5通りある。

3位は1位と2位を予想したチーム以外の4通り。

上記と同様に4位、5位、6位の予想はそれぞれ、3通り、2通り、1通りとなる。

以上から、順位予想は、6 × 5 × 4 × 3 × 2 × 1 = 720 通りある。

順位予想とは720通りの結果から当たり1つを選ぶくじびきとなる。

よって、セ・リーグ(またはパ・リーグ)の順位予想が当たる確率は「1/720」だ。

ちなみに、ハズレる確率は、1 – 1/720 = 719/720なので、32人の解説者の予想が全員ハズレる確率は、

(719/720)32 ≒ 95.6 %

となる。

当たる確率99%以上を目指す

では、解説者たちのうち少なくとも1人が当たる確率を99%以上とするには何人の解説者が必要か?

n人の解説者の順位予想のうち、少なくとも1つが当たる確率は、

1 – (719/720)n

これが99%以上となればいいので、

1 – (719/720)n ≧ 0.99

– (719/720)n ≧ – 0.01 

(719/720)n ≦ 0.01 (前の式の両辺が負の数だったので不等号の向きが変わる)

n log(719/720) ≧ log0.01 (log(719/720), log0.01はともに負の数なので不等号の向きが変わる)

n ≧ log0.01/(log(719/720)) = 3313.4…

よって、3314人以上が順位予想すれば少なくとも1人が当たる確率が99%以上となる。

※もし、予想者全員が「談合」してそれぞれが異なる予想をするなら720人いれば100%の確率で1人が当たる。

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