本棚を整理していると、高校時代の化学の参考書が出てきた。化学といえば思い出すのが、
チカン反応
の講義だ。
チカン(置換)反応とは、
1つの分子中の原子(または基)が、他の原子(または基)で置き換えられる反応を置換反応という。
『チャート式シリーズ 新化学』(数研出版)
例えば、
メタン(CH4)と塩素(Cl2)が反応すると、メタンの水素原子(H)一つが塩素原子(Cl)と置き換わり、塩化メチル(CH3Cl)を生ずる。
CH4 + Cl2 → CH3Cl + HCl
置換反応の説明をし終えると、先生は、
「レベルの低い高校は置換反応の話をすると盛り上がって5分は授業が止まる」
と言った。
生徒が「チカーン(痴漢)、チカーン(痴漢)」と言って騒ぐらしい。
化学の講義で覚えているのは、これくらいだ。