当記事のタイトルは、
『ウォーレン・バフェット 自分を信じるものが勝つ!―世界最高の投資家の原則』 (ダイヤモンド社 1999)
に収められているウォーレン・バフェットの名言だ。
本書は「投資の面白さ」を知る上で非常に勉強になる本だ。
特にわたしが気に入っている言葉は、
「職業について言えば、わたしは世界一幸運な男です。自分の信義に反したり、ばかげているとしか思えないことを命じられずにすむのですから」
サラリーマン時代にこの言葉に出会って、自分は「世界一幸運」とは真逆の状態だと強く感じた。
「幸運」を「給料」に変える商売……それがサラリーマンだ。
早期リタイアを後押しした言葉
「お金が”ほしい”のではありません。お金を稼ぐこと、そしてお金が増えていく様子を見ることが楽しいのです」
ストックの大きさより、フローが大きいことを喜ぶ気持ちはわかる。これは資本主義の本質でもあると思う。
(好きになれない人々と働くことについて)
「そんな生き方は間違っていると思います。経済的に苦しい時であっても、たぶんそれは間違った選択です。ましてや、すでに財産があるのにそんな生き方を続けている人がいたら、その人はきっと大馬鹿者です」
「間違った選択」をどうやって改めるか。その答えが「早期リタイア」だった。
書くことは考えること
「辛抱強さや冷静さは、知能指数より重要かもしれない」
暴騰暴落でも慌てずに淡々と投資を続けるのは難しい。
「投資は合理的に行われなければならない。もしそれがわからないなら、投資などやめなさい」
売買するときは、つい感情的になるもの。
「文章を書くときほど、物事を考えたり頭の中を整理したりする必要に迫られることはありません」
これは日記やブログを書くきっかけになった言葉。「書く作業」というのは「思考停止」から逃れられる最も簡単な方法だ。