通勤時間を「コスト」とみなすと早期退職したほうが「お得」だ。
「通勤コストを家計導入「年収÷2000=時給」」(2014.2.24 プレジデント)によると、
住居は自分の職場や家族構成の変遷とともに変えられると好都合です。特に郊外に自宅を構える場合は注意が必要です。通勤時間に伴う精神的、経済的ロスが馬鹿にならないからです。ぜひみなさんにも計算していただきたいのですが、自分の年収を1年の実働時間で割ると「時給」を計算することができます。年収1000万円の人ならば、1日8時間×250日(1年の稼働日数)=2000時間働くことで、およそ時給は5000円になります。
通勤時間は大きなコスト
例えば45歳で年収1,000万円だったとして、通勤時間が往復2時間、出勤日数が年間250日で定年まで15年勤務したとする。
通勤コストは、
5,000円 × 2(回/日) × 250(日/年) ×15年 = 3,750万円
となる。
もし上記の条件で45歳で早期退職すると、3,750万円相当の「通勤コスト」を浮かせることができる。
わたしは経験がないが、東京都心へ電車通勤する場合のコストは世界一高いのではないだろうか?
学生時代は「就職しても東京の満員電車には絶対に乗らない」と心に決めていた。
実際に就職して東京で仕事をしている時も貫き通した。
(詳しくは「東京の通勤電車を絶対拒否」参照)
都心へ通勤するより都心に住め
具体的には通勤に往復2時間かかる社宅には入らず、会社から徒歩5分の都心のマンションを会社に「社宅」として借り上げてもらった。家賃は会社の家賃補助制度を利用して格安の家賃で借りた。
月3万円ほど家賃を自腹で払うことになったが、「往復2時間の地獄」から逃れられると思えば「めっちゃ安い」出費だった。
昼休みは帰宅してPCやテレビを見ながら昼食をとったり、出社後に忘れ物に気づいても家に取りに帰ることもできた。
仕事で疲れたり、定時前に仕事が終わったら家に帰って昼寝してまた出社する、というのもやれないことはないが、そこまではさすがにしなかった。
東京都心のような、通勤に物心両面で高コストがかかる場所で勤務している人には職住接近は超オススメだ。