サラリーマン時代にタイトル買いしたのが、アーニーJ.ゼリンスキー『ナマケモノでも「幸せなお金持ち」になれる本』。
本書を購入した時は東京で多忙なサラリーマン生活を送っていた。
「さっさとお金を貯めてサラリーマンから足を洗いたい」というのが本書の購入動機だ。
時給労働はバカがやること
信じられないかもしれないが、今より少ない労働時間で、より大きな収入と楽しい毎日を手に入れることができることが可能なのだ。
肝心なのは、体ではなく頭を使うこと。多くの場合、長時間労働は時間の浪費でしかない。
本書p.10
「長時間労働は時間の浪費でしかない」という言葉に頭を殴られたような気がした。
この本を読んでいた当時、わたしはサラリーマンとして長時間労働にどっぷりとつかっていた。
いくら残業しても仕事が終わらない、先の見えない毎日だった。
「東京の本社勤務のサラリーマンなんだから長時間労働は仕方ない」と自分に言い聞かせていた。
何の説得力もなかった。
タイトルから「あくせく働かなくても楽しく生きていくのに必要なお金は手に入るのでは」と期待しつつ買った、と記憶している。
考えて働けば収入は上がる
ナマケモノがお金持ちになるには、時給労働から抜け出すしかない。
時給労働をしていると「収入を上げる = 残業を増やす」という短絡的な行動を取りやすい。
つまり「何も考えない人間」になってしまうリスクが非常に高い。
本当は20年くらい働けば一生暮らせるだけのお金が手に入るはずなのに、40年も働く。
これが究極の残業。
もっと働く時間を減らして、もっと収入を上げるにはどうすればいいか?
本書にはそのヒントが満載だ。