急に暖かくなってきたので、京都へ行ってきた。
目的地は「北野天満宮」。
梅を見に行ってきた。
昼過ぎに鳥居に到着。平日なのに参拝客がたくさんいた。
春の陽気で温かいし、梅も満開だからだろう。
仕事をするにはもったいない天気だ。
北野天満宮参拝記
本殿前は参拝待ちの列ができていた。
お目当ての梅。
境内のあちこちに梅が植えられている。梅の占有率が非常に高い神社だ。
これでもかと梅が植えられているのは、京の都から九州の大宰府へ左遷されて無念の死を遂げた菅原道真公の霊を鎮めるためだろう。遣唐使の廃止を大英断するなどの功績があり出世街道のトップを走っていたが、突然左遷される。
左遷といっても現代の企業のように「本社から地方支店へ転勤になる」といった甘いものではなく、「解雇に近い島流し」だったようだ。
春は人事異動の季節。残念無念の気持ちを抱いて新しい任地へおもむく人たち、リストラされて職場を追われた人たちの「生霊」を鎮めるためにも祈る。
※※
北野天満宮には「牛の像」がたくさん置いてある。
牛といえば英語で「ブル(bull)」。ブルで連想するのは「株高」だ(笑)。
読者のみなさまの保有銘柄の値上がりを祈る。
牛の像にさわると、頭が良くなると言われている。
一番人気があった梅がこの「しだれ梅」。この梅を撮影している人が本当に多かった。
梅の香の降りおける雪にまがひせば誰かことごとわきて折らまし
紀貫之 (古今和歌集 336)
阪急・西院駅から北野天満宮へ
阪急・西院駅から北野天満宮へ行く場合、バスが便利だ。
北野天満宮行きのバスを探すのに手間取ったのでのりばをGoogleマップで示しておく。