40代で早期リタイアするのに、最低でも数千万円の貯金が必要だ。
会社を退職する前にはそう思っていた。
しかし、会社を退職して約6年たち、実際の収支を計算してみると……、
170万円
の貯金を退職前に用意できればセミリタイア生活できることがわかった。
退職するまでに自分で170万円用意すれば40代で早期リタイアできるのか?
一体どんな計算してるんだ?!
1,700万円、いや、1億7,000万円の間違いじゃないのか?
と思われるかもしれない。
詳しく説明していく。
早期リタイアに必要な貯金の計算
計算式は次のとおりだ。
退職金 + 退職後の収入 – 退職後の支出 = 早期リタイアに必要な貯金
計算例を挙げると、退職金:500万円、退職後の収入:200万円、退職後の支出:800万円だったとすると、
500 + 200 – 800 = – 100
となり、早期リタイアに必要な貯金は100万円となる。
ここで気をつけるのは「退職後の収入」から利息や配当金は除外することだ。
利息や配当金はある程度の元本、つまり貯蓄がないと発生しない。
「退職時には自己資金ゼロ(退職金のみ保有)」とみなして計算するために、利息・配当金は退職後の収入から除外する。
わたしの場合、約6年のセミリタイア生活で必要な貯金は170万円となった。
ここでひとつ問題がある。
本当に170万円しか貯金を用意しなかったら、現時点では貯金がゼロだということだ(笑)。
だから、もう少し余裕を見る
収入があったとしても貯金がゼロという生活は精神的に耐えられない。
だから、実際にはもう少し貯金を上積みしてから退職するほうがいい。
例えば、数年分の生活費や予備費を上乗せして、貯金1,000万円で早期リタイアするのはどうだろう?
早期リタイア資金の見積もりなんて、ざっくりでいい(どうせ実績値から大きくハズレるんだから)。
「仕事ゼロ・収入ゼロ」の完全リタイアは不可能だが、自分のできる範囲で仕事をしていけば「セミリタイア」として実現可能ではないか。
家族がいたとしても共働きしたり、低コストで生活すれば、何千万円も貯金を用意する必要はないと思う。
あくまでも、わたし個人の妄想だが、セミリタイア生活6年で得た確信でもある。
人生の後半の貴重な時間を「蓄財」や「リタイア準備」に費やしすぎるのはもったいない。
早期リタイアして「退職後に無収入になる」唯一の原因は、お金の流れをがんばって止めているから。ふつうにやりたいことをやっていれば必ず収入は発生する。
— Kotaro (@Kotaroux) 2017年9月2日
※上記は2017年9月4日現在の情報です。