セミリタイアしても貯金がなくなるのを心配する必要はない。
「貯金が少ないからセミリタイアできない」と思っている人は心配するポイントを間違えている。
例えば、「40歳・貯金が3,000万円」で早期退職したいと思ったとする。
生活費が年300万円だとすると、
単純計算で10年で貯金がなくなる(300万円 × 10年 = 3,000万円)。
このシミュレーション結果だと、
「セミリタイアは無理」
という結論になる。
それでも、早期退職してセミリタイア生活に入り、貯金がゼロになるのを防ぎたい場合どうすればいいか。
支出とはお金が消えることではない
10年で貯金がゼロとならないようにするにはどうすればいいか。
支出の内容を見直すべきだ。
もし年間支出の300万円のほとんどが「消費」ならば、10年たてばゼロになるだろう。
だから、「支出」に占める「消費」の割合を減らして「投資」の割合を増やす。
「投資」とは将来「収益」となって帰ってくる見込みがある「支出」だ。
お金を他人に渡せば消えてしまうわけではない。
お金は上手に使えば必ず仲間を連れて帰ってくる。
セミリタイア生活で心配する点があるとすれば、「貯金の額」ではなく「お金の使い方」だ。
何に投資すればいいか
では、何に投資すれば将来お金が帰ってくるか。
「投資」で思いつくのは「株」や「投資信託」のような「リスク資産」だ。
もし「リスク資産」がイヤなら、スキルアップでもいいと思う。
わたしはブログを運営しているので、ブログに関する書籍を買ったり読んだりするのは「投資」だと思っている。
セミリタイア生活のような「ストレスをためない生活」をするのも「投資」だ。
「医療費」や「介護費」が浮く可能性があるからだ。
いちばん確実な投資
わたしが考える「いちばん確実な投資」は「やりたいこと」にお金と時間を使うことだ。
最近わたしが「素敵なお金の使い方」と思ったツイートを見つけた。
お金は一人で本を読んで考え事をする時間を買うものだと思っているので、せっかくお金を手にしたのに金を増やすために身体と頭脳を使う人間の心理が全く理解できない…
— 中田考 (@HASSANKONAKATA) 2018年3月22日
自分の心身に「含み益」を増やしていけるようなことにお金や時間を使えば、貯金がゼロになることはない。
と確信している。