サラリーマン時代は年末に近くなると心が落ち込んでいた。
「会社の忘年会に出席するか欠席するか」で悩んでいたからだ。
例年、12月の初めごろに、幹事から出欠確認のメールが来て、「出席」か「欠席」か返信しなければならなかった。
本音は「欠席」だが、欠席ばかりしていると「社内の世間体が悪くなる」と勝手に思い込んでしぶしぶ出席することもあった。
おかげさまで、セミリタイア中の今は半強制参加の忘年会はないので、年末はのんびりできている。
「「忘年会スルー」と「職場の孤独」の深い関係 対面コミュニケーションが70%も低下する働き方とは?」(2019.12.23 文春オンライン)
という記事を読んだ。
意外だったのは、「忘年会に行きたくない人が多かった」ことだ。
4割以上が「忘年会行きたくない派」
上記記事によると、4割くらいが忘年会に行きたくないらしい。
田辺三菱製薬株式会社の調査によれば、会社の忘年会に「参加したくない」は15.2%、「どちらかと言うと参加したくない」が29%で合わせて、44.2%が「行きたくない派」だった。
参照【忘年会について徹底調査】 会社の忘年会に行きたくない人4割超え!予算、失敗談、二次会など忘年会の実態が明らかに。お酌してほしいタレント1位マツコ2位新垣結衣 – 田辺三菱製薬株式会社のプレスリリース(2018.12.3 valuepress )
わたしがサラリーマンの頃は、会社主催の忘年会の参加率は9割以上だったから、ほとんどの社員は「忘年会好き」だと思っていた。
本当は欠席したいけど仕方なく出席している人がかなりいたんだろうな。
自分の気持ちに正直になればラクなのに
もし、欠席予定の割合が4割あれば、忘年会に行くか行かないかで悩むことはなかっただろう。
なぜなら、幹事に「欠席します!」と返答してもしても目立たないから。
たくさんいる欠席予定者のひとりに過ぎなくなるから。
みんな「忘年会に行きたくない!」という自分の気持ちに正直になって「欠席」と返答すれば「行きたくない派」の多くは年末に悩むことはないだろう。
出席と欠席がほぼ「半々」であれば欠席しても目立たないし、罪悪感を感じることもないからだ。
今年(2020年)は感染拡大防止のために忘年会を中止する会社が多いんだろうか。