20代・4,630万円で完全リタイア生活できるか?
新型コロナウイルス関係の臨時特別給付金を「誤送金」してもめている記事を読んだ。
参照4630万円誤送金先の男性 行方分からず 阿武町長「犯罪者だと思っている」 返還求め提訴 山口県 (2022.5.12 TNCテレビ西日本)
本当は特別給付金は10万円だが、町役場のミスで20代の男性に4,630万円も振り込んでしまった。
男性はお金のほとんどを振込口座から出して、行方不明らしい。
20代・4,630万円で完全リタイア?
お金とともに行方不明の20代男性は、勤務先も退職しているらしい。
参照4630万円誤送金 返還求め町が住民提訴 住民は勤め先を退職し行方不明 山口・阿武町(2022.5.12 TBS NEWS DIG)
つまり、「4,630万円をゲットできた」と思い込み、20代で早期退職して完全リタイア生活に入った。
4,630万円で何年逃げ切れるか。
月15万円(年180万円)で生活したとしても、25年くらいしか持たない(4,630 万円 ÷ 180 万円/年 ≒ 25.72 年)。
このままだと、いくら逃げ切っても40代後半か50代あたりで無一文になる。
逃亡中では就職も生活保護の申請もできないから、金欠になったらどうするんだろう。
勤務先を退職してすぐに逃亡しているから、国民年金は未払いだろうし健康保険には未加入だろう。
老後の年金はほぼゼロで医療費は10割負担……お先真っ暗やん。
4,630万円は一見すると大金に見えるが、長期的に見ると即刻返金していままでどおり仕事をしてふつうの生活を送っておいた方が「お得」だった。
誤送金に注意
わたしもたまに銀行振込を使う。
今回のゴタゴタを見て「誤送金」には気をつけようと思った。
※上記は2022年5月13日現在の情報です。