ヒマなので朝日新聞の有価証券報告書から、過去10年間の売上高と従業員数をピックアップしてみた。
日本の大手新聞社は株を上場していない。
が、有価証券報告書は公開しているので誰でも見ることができる。
見事に右肩下がりだ。
2012年度の売上高、従業員の減少率は2003年度比でそれぞれ▲22%と▲25%。
10年の間に事業規模が1/4消失している。
普通なら2012年度はアベノミクス効果で好決算のはず。
早期リタイアした人間ですら資産を増やしているのに。
おそらく、この10年間に新聞の読者が激減しているためにリストラしまくっているのだろう。
このままのペースで売上が減り続ければ10年後には2003年度比で半減、20年後には……。
アメリカでは紙の新聞がなくなってネット専業になっている新聞社が続出しているみたいだが、日本でも紙媒体を止める大手新聞社がでてくるのではないか。
国内企業の広告が収入源の新聞が売上を伸ばすには、景気回復しかないが、記事を見ても日本の景気回復を望んでいないような気がする。
「新聞社を潰してでも、自分が失業してでもデフレにしておきたい」というなら見上げた覚悟だが。