零細農家は生産性が低くても品質・価格競争力は高い

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「零細農家=生産性が低い=競争力が弱い」というのは誤りだ。生産性は低くても高品質かつ低価格で農産物を販売できる。理由は零細農家のほとんどが兼業農家だからだ。

採算を度外視した経営をしたら普通の企業なら倒産してしまう。しかし零細の兼業農家は「給与所得」「年金所得」で赤字が補填できる。個人投資家が損失を給与で埋め合わせられるのと同じ原理だ。

高品質の農産物を楽に作るために最新型の農業機械を買い、ハウスを建て、肥料をタップリとやることができる。もちろん資金は給与や年金から捻出する。安定した現金収入があるので、過剰な設備投資ができるのだ。設備の減価償却や人件費も無視だ。販売価格もスーパーより安く設定できる。お客さんも地元産の新鮮でおいしい農産物を安く買うことができる。外国産の農産物が入ってきても品質、価格とも十分競争できる。だって、生産性も、採算も無視できるんだから。

もし国が支援すべきだとしたら零細農家よりも専業の大規模農家だと思う。彼らは企業経営と同じように、生産性、品質、価格競争力を満たした上で農業だけで収益をあげなければならない。規模が大きいだけに赤字が出たら損失も大きい。しっかりと経営していて競争力のある大規模農家はつぶしてはいけない。

零細農家は高齢化が進み大変で競争力がない、という見方はあきらかに誤りだ。

農業以外の業界でも、インターネットの登場で、サラリーマンが片手間にブログを書いたり電子書籍を出版したり、主婦が破格の安値で翻訳したりして様々な業界で兼業が進んでいる。本業が安定していれば、兼業では生産性も採算も度外視して安値で提供できる。

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