早期リタイアしたら安定した給与収入がなくなるので、「お金を使うのを我慢しなければならない」と思う人が多いと思う。
確かに、支出は減る。
でも、収入が不安定だから「消費を我慢している」というわけではない。
消費を我慢しているのではなく、欲しいものがなくなる(正確には、サラリーマン時代に比べて激減する)のだ。
なぜそうなるのかはわからない。
退職すると自然に支出が減る
「本当は○○が欲しいのに、予算不足のために泣く泣く我慢して貧乏生活に耐えている」というネガティブな生活はまったく送っていない。
「○○が欲しい」という欲望が自分の人生の中から消えるのだ。意識して無理やり消しているのではなく、文字通り「消えてなくなる」。
サラリーマン時代なら、「○○が欲しい」と思ったら衝動的に買っていただろう。
そもそも、サラリーマン時代に「○○が欲しい」という感情がなぜ沸き起こったのか。単に広告に乗せられたとしか思えない。要するに洗脳されていたのだ。
何で「欲しい」と思っていたのか
サラリーマンを辞めると洗脳が解けた。
普通に生きていくのに必要な金額は、驚くほど安いとわかった。
これは、サラリーマンをやっている限り実感できない。
辞めてみないとわからないと思う。
「働く」というのはいかに出費を伴う行動か、会社を辞めてみて実感している。